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プレゼントエピソードのご紹介

【私の】プレゼントの失敗談・成功談

母の日、父の日や両親の誕生日、還暦祝い、退職祝いなど親に対するプレゼントを選ぶことは非常に多いと思います。その中で私が経験した成功談、失敗談を述べてみたいと思います。

母の日に花をプレゼントした話

私は大学生になってからは母の日には毎年贈り物をしておりました。毎年スイーツや花などを送っていたのですが、4年目くらいにはあらかた定番のものをプレゼントしてしまったため、少し趣向を凝らして、花……と言っても普通の赤いカーネーションではなく、パッとカタログを見て気に入った白いカーネーションを贈りました。母は毎年何かを送るたびに少し驚いたような、嬉しいような表情をするのですが、そのときは違い、何か一瞬複雑な顔をした後に笑顔を見せました。その場は別段悪い雰囲気になったわけではなく、プレゼント渡しもスムーズに進んだのですが、後で私が贈った白いカーネーションについて調べると、花言葉に「亡くなった母親に対する感謝」というものがあることを知りました。そこで初めて母親の複雑な表情の意味するところを知り、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。それ以来花を贈るときには花言葉を調べてから送る癖がつくようになりました。

父の誕生日に高いお酒を買った話

父はお酒が好きで特に日本酒を好んで飲む人でした。自分が二十歳になったとき、一緒にお酒を飲みたいと思い、父の誕生日に父がいつも飲んでいるお酒より一回り高いお酒を買ってプレゼントしました。父の好みなどを事前に十分と調べたため、プレゼントを渡した時には非常に喜んでいたと思います。しかし、そこから問題が起きました。それは私が飲み方についてグチグチ言ってしまったからです。二十歳になってお酒が飲めることに嬉しくなった当時の私は異常なまでにお酒の飲み方にこだわっておりました。そのため美味しく味わえない飲み方をしている父のお酒の飲み方に嫌気が差してしまい、文句を言ってしまいました。そこで父と口論になってしまい、少し険悪な誕生日になってしまいました。せっかくの父の誕生日だったのに自分のエゴを押し付けてしまい、美味しいお酒も美味しく飲めないようなことになってしまい、今でもこのことは忘れられないものになっております。

両親の結婚記念日をこっそり調べて贈り物をした話

ある日、友人から両親の結婚記念日にプレゼントをしたという話を聞きました。当時の私は両親の結婚記念日も知らず、親からも聞かされたことはなかったため、こっそり調べてサプライズしようと思い、計画を立てました。両親の結婚記念日自体は家の棚に閉まってあったアルバムから分かり、案外日にちが近かったため、早急に準備をしました。そこでプレゼントしたものは自作のウェディングケーキです。見た目や味はもちろん本職の方にかなわないのですが、両親の目の前に持って行ったら両親は照れくさそうに笑い、喜んで受け取ってくれました。両親はいつもあまり会話をすることもなく、たまに口喧嘩をするような関係なので、そんなに仲がよくないのかなと思っていました。しかし一緒にナイフでケーキを切ったり、照れくさそうに話し合っているのを見たその日以来かなり両親に対する印象が変わりました。それ以来両親の会話が少し増えたような気もしたので、本当にやってよかったなって思ったプレゼントでした。

自分の初給料で親に家具をプレゼントした話

大学生になり、初めてバイトをし、今までじゃ手に入れることのできないような金額を手に入れることができました。そこで今まで親に世話になった分、恩返しをしようと、前々から親が欲しがっていた冷蔵庫を購入することにしました。初給料で買った冷蔵庫を親にプレゼントすると、普通に喜んでくれて、それからずっとその冷蔵庫を使ってくれています。上で述べたような特別なエピソードはなかったのですが、このようにプレゼントをしたものをずっと使ってもらえるというのは贈り主からすれば非常に気持ちのいいものです。このことをきっかけに私は頂いたプレゼントを大事にすることにしております。
以上で私のプレゼントに関する体験話を終えます。プレゼントを贈るときに大事なのは気持ちとはよく言いますが、その気持ちが相手に伝わるかはそのプレゼントの送り方で決まります。しっかりと相手の好みを調べ、しかるべきタイミングで渡し、相手のことを思いやるスタンスを崩さないでいることで最高のプレゼントをすることができるのではないでしょうか?