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プレゼントエピソードのご紹介

贈って喜ばれた、もらって嬉しかった退職祝いあれこれ

長年であれ、短期間であれ、退職していかれる方へ、労をねぎらうという意味でお送りする退職祝いにはみなさん気遣いに悩まれる事と思います。
これまでどんなものが適しているか、これまで贈って喜ばれた、いただいて嬉しかった退職祝いのプレゼントについてご紹介してみたいと思います。

1.消えものなら使ってもらえるものが一番!

短期間の派遣の方や、アルバイトなどの方でしたら、すぐに使ってもらえるような消えものでも、気持ちがこもっていれば大丈夫でしょう。メッセージカードなどを付ける事も忘れないでいただきたいです。
私が以前いただいたのは、自然派化粧品や石鹼で有名なLushの入浴剤やシャンプーバーなどがセットになったギフトボックスです。自分用に買う方も今では珍しくないと思いますが、通常のボディシャンプーなどよりはちょっとお高めですし、セットで購入する機会はあまりないですし、たくさん入っていて、贅沢にたっぷり使えるので嬉しかったです。入浴剤は色んなタイプのものが数十種類も入っており、退職し、新たな職についてからの疲れまでも癒してくれました。入浴時に使うたび思い出されて気持ちも癒されたのを覚えています。こういった、消えものの中でも食べ物であれば好みもありますし、賞味期限などもありますが、入浴剤や洗剤などの誰もが使う消えものであれば送られた方も嬉しいですし、使っている間は職場の事が思い出されていいと思います。

2.形に残るものなら普段使いよりグレードの高いものを。

長く勤められた方に対しては消えものよりも長く使ってもらえて形に残るものがよいでしょう。また、部署内で少額でもお金を集めていると、思いがけず大きな金額になるものです。そういった場合はディナープレートセットや小皿セットなど、形に残るもので、普段使いよりちょっとグレードの高いものを選ぶと喜ばれると思います。
私は5年間アルバイトで勤めて下さった方に、お世話になった部署から一人1000円ずつ徴収したところ1万5千円になりました。百貨店でディナープレートセットを見ましたが、どれも4千円から5千円程だったので、プレートとおそろいのマグカップなどもセットにしてもらい贈る事にしました。
見た目のボリュームもかなりあって、お渡しする時には非常に恐縮されていましたが、後日、仲の良かった同僚から、ホームパーティやママ友を呼んだ時などに使っていて、そのたびに会社を思い出しているって言っていたよ、と聞いて贈ってよかった、と思いました。
普段使いだとすでに持っているものがありますが、グレードの高いものってわざわざ自分で買うのもためらわれますが、あると便利ですし、使う時に思い出されていいですよね。

3.会長クラスの退職祝いはあらかじめ趣味などを聞いておくと〇

退職祝いの中でも難しいのが、ご年配の方、会長クラスの方に贈るものです。
いずれにしても気持ちが伝わればいいのですが、例えば下戸の方なのにお酒を送ったりしては失礼になってしまいます。ですので普段から会話の中で趣味を聞いておいたり、ご友人や奥様といった近しい方とも親しくして情報収集しておくとよいでしょう。
私が担当ではありませんでしたが、以前勤めていた会社の会長がルアーフィッシングがお好きとかで、営業の男性職員たちがルアーに名入れをして贈ったところ大喜びされて、使わずに額に入れて取っておかれているという話を聞きました。
年配の方の退職の場合は、退職後再就職される方も少ないはずですので、退職年月日や感謝の気持ちを名入れしたグッズも喜ばれると思います。お酒好きの社長には、退職年月日と感謝の言葉、社員一同、などと名入れした焼酎サーバーをお送りした事があります。
こちらもあまり飲み過ぎてはいけないという事で、床の間に飾って下さっているという事でした。名入れしたギフトは何か理由があってその用途に使っていただけなくても、飾って楽しんでいただけるという利点もあってよいと思います。

4.一番気持ちが伝わるツールは「言葉」の贈り物

お金で買えるものは様々ありますが、私がこれまでもらった退職祝いで一番嬉しかったのは、各部署を回って一人一人に書いてもらった「寄せ書き」です。
その時は寄せ書き以外にも何かいただいたんだと思いますが、二十年以上たってもまだ手元に残っているのはこの寄せ書きです。ちょっと落ち込んだ時や、断捨離している時に押し入れの奥から出て来た時にはじっと読み返して当時を思い返したり、また頑張ろうという気持ちにさせてくれたりと、本当に嬉しい贈り物でした。

これからもずっと大切にしていこうと思っています。

みなさんも、退職祝いにはいろいろと頭を悩ませている事とは思いますが、一番気持ちが伝わるのはやはり言葉の贈り物だと思います。
ぜひちょっとした寄せ書きも添えて贈ってあげて下さい。