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プレゼントエピソードのご紹介

父の定年退職・・・退職祝いで贈って喜ばれたエピソード

趣味につながるものをプレゼント!

父が定年退職した時に、それまで仕事一筋だった父は特にこれといった趣味というものがなかったため、毎日ぼーっとして過ごすことが目に見えていたので、料理本を数冊プレゼントしました。本を選ぶポイントは、写真が大きく、お酒のおつまみのような簡単に一品が作れるものを選びました。毎日の晩酌が日課で、母は晩御飯以外に晩酌のおつまみも作っていたのが大変そうでしたので、「お酒のおつまみを自分で作れるようになったらお酒もおいしくなるし、お母さんも喜ぶよ!」とメッセージを付けました。このメッセージが効果てきめんだったようで、買い物に父と母が二人で出かけて、食材を選んだり会話も増えたようで母も喜んでいました。
料理はボケ防止にもつながるので、毎日とはいかないまでも、週に2~3日ペースで続けてほしいです。

両親にお揃いのトレッキングシューズで親子三代山登り

元々両親とも山育ちで、山には親しみがありましたが、年とともに遠出するのが億劫になったようで、車で遠くまで出かけることもなくなってきました。せっかく時間に余裕ができたので、トレッキングを始めてほしいと思い立ち、両親にお揃いのトレッキングシューズをプレゼントしました。タイミングは、上記の料理本から3か月後。ちょうど料理の新鮮味が薄れていた頃を見計らって、一緒にスポーツショップに見に行って、気に入ったものを購入しました。靴はサイズやフィット感があるので、内緒でのプレゼントは出来ませんでしたが、思わず私のシューズも買ってしまいました。実家に帰った時は時間を作って、みんなでトレッキングを楽しんでいます。私が小学生以来の親子での山登りとなり、とても楽しい時間を過ごしています。普段は都会っ子で自然になじみのない私の子供も一緒なので、孫と山登りが出来て、この花は何という名前なんだよ、これはなんというきのこだよ、と教えることも出来て、ちょっと得意そうな父の顔もまた見れて嬉しいです。虫が苦手な子供もトンボを捕まえられるようになり、トレッキングシューズのプレゼントは、喜んで欲しいと思ってプレゼントしたのですが、実家に帰るきっかけも増えたので、私が一番喜んでいるような気がします。

孫からのお手紙

孫からのお手紙と似顔絵が実は一番喜んでいた気がします。仕事で忙しく、夏休みに実家に帰っても、孫と遊ぶ時間は少なかったので、「これからはいっぱい遊んでね!」というコメントがとっても嬉しかったと話していました。私が小さいときも教師をしていた父は休みの日でも部活動などで仕事に行くことが多かったので、あまり休みに一緒に遊べたという記憶はありません。その分、孫と遊べることがとても嬉しいようで、虫取り網を買ったり、好きな食べ物は何かと聞いたり、夏休みの予定を色々と考えてくれているようです。ゲームばかりしている子供が夏休みは田舎でのびのびと生活して欲しいなと今から楽しみにしています。今年初めて孫だけで泊りに行く予定なので、ちょっと不安もありますが楽しみです。

子供部屋を父の部屋に改造

家にいる時間が増える分、居間ばかりに長くいられるのは困る、という母の言葉をきっかけに、私が使用していた子供部屋を父の部屋に自分たちでリフォームしました。壁紙を張り替えて、床をフローリングにしただけですが、すっかり気に入ったようで、そこで読書をしたりしているそうです。

定年になると、妻から鬱陶しいしいと思われたり、肩身の狭い思いをするとよく聞きます。
そんな思いを両親共にして欲しくないと思い、みんなで共有できる趣味を持てるように自然に促していったことが、父にすんなりと受け入れられたと思います。

第二の人生、できるだけ仲良く、楽しくそして長く生きてほしいと思い、これからも少しずつ同じ時間を過ごせる計画を立てていきたいと思っています。